ロッタン・ジットムアンノン| 那須川天心を追い詰めた破壊型のムエタイファイター

6月17日(日)、幕張メッセ・イベントホールで開催されるRISE 125において、那須川天心が対戦するムエタイファイター

『ロッタン・ジットムアンノン』(รถถัง จิตเมืองนนท์)

ムエタイ選手というのは、日本ではあまり馴染みが無く、一部の格闘技オタクファン以外はほとんどご存知ないのではと思います。

このロッタン選手、日本での知名度はほぼ皆無ですが、実はかなりの実力者。

その実力は、先日那須川選手と激闘を繰り広げた『スアキム・シットソートーテーウ』以上とも言われ、那須川選手のキャリアで最大の敵と言っても過言ではありません。

今回はそんなロッタン選手のプロフィールをまとめてみました。

興味がある方は、ぜひお付き合いください。

ロッタン・ジットムアンノンのプロフィール

生年月日:1997年7月23日

身長:168cm

ランキング:
ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級1位
ラジャダムナンスタジアム認定同級2位
オムノーイスタジアム認定同級5位
タイ国プロムエタイ協会同級1位

上記のランキングを見てわかるように、正真正銘のムエタイトップファイターです。

ロッタンが本格的に格闘キャリアをスタートしたのは10歳から。まだ若干20歳と(記事作成時)、大変若く、那須川選手とも一学年違いです。またロッタンは若者ながら、すでに結婚しており、戦いに家族の生活がかかっているためモチベーションは非常に高いと思われます。

彼が注目されるのは、なんといってもそのアグレッシブなファイトスタイルに起因しています。ノーガードで相手を挑発し、近い距離でのフックの連打が得意な戦法。

一発で相手を沈める破壊力も併せ持ち、ファンからは絶大の人気を誇っています。

スアキムからもダウンを奪い勝利

3月28日、タイ南部のナコンシータマラートで行われたスアキムvsロッタン。

この試合ではロッタンがダウンを奪取し、判定勝利を収めています。

試合の全体的な流れでは大きな差はなく、またスアキムも那須川戦でのダメージが残っていたため、一概にロッタン>スアキムと評する事は出来ませんが、いずれにせよあの打たれ強いスアキムからダウンを奪うというのは、並大抵のことではありませんね。

那須川 vs ロッタン 勝つのはどっちだ!?

那須川天心vsロッタン・ジットムアンノン。

この試合は世界フェザー級タイトルマッチとして行われています。

RISEが『世界』と冠するのは今回が初めて。これまでのタイトルは『国内』という認識になるでしょう。きちんとわきまえてますよね・・・。

まさに世界一を決定するにふさわしい今回の対戦。RISEなので、もちろん肘無しのキックボクシングルールで開催されます。

どちらが勝つのでしょうか?簡単に考察してみましょう。

①フェザー級(-57.15kg)での開催

那須川選手は非常に小柄で、ベスト階級は53~55あたりでしょう。普段の体重でも57は届くか届かないかぐらいではないでしょうか。これは少し不利な要素ですね。

②肘無しルールでの戦い

これはどう影響するでしょうか。那須川とロッタン、いずれもそれほど肘を多用するファイターではありません。ロッタンは肘無しでも全く問題ないと発言しています。RISEルールは、ロッタンにとっても苦ではないかもしれませんね。お互いの持ち味が出るルールだと思います。

③相性的には?

個人的に、相性的には那須川選手が有利だと考えています。ロッタンはガードが浅く、左右のフックを得意とするタイプ。那須川選手の高速の左ストレートが炸裂するのではないかと思います。

6.17に対戦が実現!想像以上の強さだった・・・

6月17日、無事に実現した那須川天心 vs ロッタン・ジットムアンノン。

その強さは想像を絶するもので、キックボクシング史に残る壮絶な一戦になりました。

的確にカウンターを合わせる那須川に対し、クリーンヒットをもろともせず前進してくるロッタン。

まさに破壊神。

キックボクシングのPFPなら、かつてのブアカーオの完全上位互換と言ってよいほどの強さでした。

一方の那須川はミドルキックで削られ、終盤は後退する場面が目立ち、心が折れる寸前にも見えましたが…。

試合結果は本戦で判定ドロー(ロッタンに一票)、延長で那須川が支持され、辛くも那須川が初代RISE世界王者に輝きました。

勝利後インタビューで那須川は『試合に勝って、勝負に負けた』と号泣。

そして対するロッタンも、涙を流し会場を後に…。

この試合、本戦でロッタンが判定勝利していたのでは?という声が多かったようです。

たしかにロッタンのアグレッシブさは評価されるものでしょう。

しかしクリーンヒットさせている数は那須川の方が多く、とても難しい判定だった事は言うまでもありません。

いずれにせよ、キックボクシング軽量級で初めて世界レベルのクオリティを見る事が出来ました!

二人とも天晴!

ロッタンの今後にも期待ですね。

シェアする