UFCの登竜門番組はアメリカ版ガチンコファイトクラブ!?

世界最高峰の総合格闘技団体「UFC」。

格闘技のすべてのジャンルを含め、商業としては最大規模であり、世界中の総合格闘家がUFCに出場する事を夢見ています。

さて、そんな夢の舞台UFCですが、これに出場するためにはどうすればよいのでしょうか。

もちろんプロモーター「ダナ・ホワイト」によるスカウトがメインですが、UFCが力を入れているのは人材発掘するための番組「The Ultimate Fighter」におけるセレクションです。

「The Ultimate Fighter」はUFCの出場を目指す総合格闘家達が、ラスベガスの外れにある住居で共同生活をしながらUFCとの契約をかけて競争するという、アメリカでは一般層にも大人気の番組。

さらにヘッドコーチにはUFCの王者クラスの選手が就任するというたいへん豪華なもの。

集まった選手たちは徐々に脱落していくシステムで、最終的に残った選手2人が「The Ultimate Fighter Finale」で対決し、勝者が契約権を得るという過酷な番組。

今回はこのUFCにおいて非常に重要な役割を果たしている「The Ultimate Fighter」という番組について紹介したいと思います。

アメリカ版ガチンコファイトクラブ!?

この「The Ultimate Fighter」ですが、前述のようにUFC出場を目指す総合格闘家たちがラスベガスの住居で共同生活をする……。

そうお察しの通り、そんな格闘家たちが一緒に生活をしてトラブルが起こらないはずがありません。

しかもヘッドコーチはUFCのトップ選手が務めるんですよ。ようするにマクレガーやディラショーなど、トラブルメーカーたちがコーチをするのです。どう考えても危険……。

でもこの光景、日本でもどこかで見た事がありません?

そう、昔日本のTBSで放送されていた「ガチンコファイトクラブ」です。鬼コーチの竹原慎二が荒くれ者たちをスパルタ教育してプロボクサーを目指すという内容で、やらせ疑惑が出るほどトラブルが多い番組でした。

「The Ultimate Fighter」はまさにアメリカ版ガチンコファイトクラブのような番組なのですが、一つだけ大きな違いがあります。それは、「本当にUFCで活躍が期待できる優秀な人材を発掘する」ために行われている事です。

UFCが追求する「競技」と「興行」が両立した姿。それがこの「The Ultimate Fighter」にもよく表れています。

自主規制音の嵐(笑)

この「The Ultimate Fighter」ですが、Youtubeでも過去の動画が視聴できます。英語ができる方はぜひお楽しみください。

さて、この番組ですが、上の動画を見ても分かるように放送禁止用語の連発で「自主規制音:ピー」がひたすら続きます(笑)

とくにTJディラショーやコナー・マクレガーが出ると荒れますね。しかしガチンコファイトクラブのような露骨な演出的なものはありません。

格闘家がこれだけ集まれば、普通はトラブル起きますって。

出身選手

「The Ultimate Fighter」で選出された選手は、大多数がその後UFCで活躍しています。ランキング上位に入る選手も少なくありません。

最近だと女子のニコ・モンターニョ選手がフライ級王者(初代)に輝くなどの実績を残していますね。

その他の注目はライト級のトニー・ファーガソン選手。タイトル挑戦が目前の超有力選手で、今後はコナー・マクレガーやハビブ・ヌルマゴメドフとの対戦が期待されています。

まとめ

以上、「The Ultimate Fighter」について紹介いたしました。

この番組はUFCの運営上とても重要な役割を果たしており、一般層への知名度を高める宣伝も兼ねています。

日本のK-1やPRIDEを振り返っても、一般層への宣伝というと少し難しい問題が出てきます。なんというか、過剰な演出や乱闘騒ぎが最も視聴率を稼げてしまうのですよ。だから少しずつスポーツとしての質が低下してくる懸念があり。

「The Ultimate Fighter」はそういったエンターテイメントの要素を残しつつ、競技としての水準も上手に保っています。このバランス感覚が絶妙なのです。

こういう点がUFCの運営における素晴らしい所なのでしょうね。

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