UFCのルールについて解説【総合格闘技】

世界最高峰の総合格闘技団体であるUFC(Ultimate Fighting Championship)。

総合格闘技とは、一言で表すと「最小限のルール」により行われる格闘技で、致命的な禁止技以外は大抵OKです。

特にUFCは発足当初は本当になんでもありで、禁止されていたのは目潰し・噛み付き・金的の3つのみ。

興行的には成功しましたが、その内容はほぼ喧嘩同然という批判が数多くあがり、アメリカの36の州が総合格闘技を禁止するノー・ホールズ・バード禁止法を制定しました。

その後は徐々にルールの改定がなされ、2016年にはすべての州で総合格闘技を行う事が認められるようになったのです。

今回はUFCの現行ルールを解説したいと思います。

皆さんの観賞の助けになれば幸いです。

UFCのルール

画像参照:https://www.youtube.com/watch?v=25r5R7YCKNA

オクタゴン

試合はオクタゴンと呼ばれる八角形の金網の中で行われます。

サイズは直径約9.1m、面積約69.3m2、フェンスの高さは約1.8m。

ちなみにオクタゴン(Octagon)とは英語で「八角形」という意味です。

階級

階級は男子8+女子4の全部で12に分かれています。

男子

・ヘビー級 ̠-265lbs(-120.2kg)

・ライトヘビー級 -205lbs(-93.0kg) 

・ミドル級 -185lbs(-83.9kg)

・ウェルター級 -170lbs(-77.1kg) 

・ライト級 -155lbs(-70.3kg) 

・フェザー級 -145lbs(-65.8kg) 

・バンタム級 -135lbs(-61.2kg) 

・フライ級 -125lbs(-56.7kg) 

女子

・フェザー級 -145lbs(-65.8kg)

・バンタム級 -135lbs(-61.2kg)

・フライ級 -125lbs(-56.7kg)

・ストロー級 -115lbs(-52.2kg)

試合着

男子は競技ショーツ+ファールカップ、女子は競技ショーツ+競技ウェアを着用。

グローブはオープンフィンガー型を使用(4-6オンス)。

マウスピースの着用は義務付けられている。

ラウンド

通常の試合は5分3ラウンド、タイトルマッチとメインイベントは5分5ラウンドで実施。

インターバルは1分。

延長は無し。

勝敗の決定

・ノックアウト(KO)

・テクニカルノックアウト(TKO)

・サブミッション

・失格、試合放棄、ノーコンテスト

・判定

反則技

UFCにおいて禁止されている行為の一覧です。

分かりやすいように意訳していますが、原文は()内に記載しているので、詳細はそちらをご確認ください。

  1. 頭突き(Butting with the head)
  2. 眼球への攻撃(Eye gouging of any kind)
  3. 噛み付き(Biting)
  4. 相手につばを吐きかける(Spitting at an opponent)
  5. 髪を引っ張る(Hair pulling)
  6. 口腔などに指を入れる・引っ張る(Fish hooking)
  7. 金的(Groin attacks of any kind)
  8. 指などの小関節への攻撃(Small joint manipulation)
  9. 肘を垂直に打ち下ろす(Striking downward using the point of the elbow)
  10. 背骨や後頭部への攻撃(Striking to the spine or the back of the head)
  11. 喉への打撃や喉を掴む行為(Throat strikes of any kind, including, without limitation, grabbing the trachea)
  12. ひっかく・つねる等(Clawing, pinching or twisting the flesh)
  13. サッカーボールキック(Kicking the head of a grounded opponent)
  14. グラウンド状態の相手の頭への膝攻撃(Kneeing the head of a grounded opponent)
  15. 踏み付け(Stomping a grounded opponent)
  16. フェンスを掴む(Holding the fence)
  17. 着衣やグローブを掴む(Holding the shorts or gloves of an opponent)
  18. 罵声を浴びせる(Using abusive language in fenced ring/fighting area)
  19. 相手に怪我をさせるような行為(Engaging in any unsportsmanlike conduct that causes injury to an opponent)
  20. ブレイク中の相手への攻撃(Attacking an opponent on or during the break)
  21. レフェリーが対応中の相手への攻撃(Attacking an opponent who is under the care of the referee)
  22. ブザーが鳴った後の攻撃(Attacking an opponent after the bell has sounded the end of the round)
  23. 消極的な行為や遅延行為(Timidity, including, without limitation, avoiding contact with an opponent, intentionally or consistently dropping the mouthpiece or faking an injury)
  24. オクタゴンの外に相手を放り投げる(Throwing opponent out of ring/fighting area)
  25. レフェリーの指示に従わない(Flagrantly disregarding the instructions of the referee)
  26. 相手の頭や首をマットに突き立てるように投げ落とす(Spiking an opponent to the canvas on his head or neck)
  27. コーナーの人間による妨害・干渉など(Interference by the corner)
  28. 異物の使用(Applying any foreign substance to the hair or body to gain an advantage)

まとめ

以上になります。

UFCもダナ・ホワイトの功績により、長い年月をかけ徐々に競技スポーツとして洗練されてきています。

もちろん日本の格闘技と比較するとかなり流血が多いのも事実ですが、一方で熱狂的なファンが多い一大格闘技イベントに発展しました。

日本のPRIDEやK-1の失敗を反面教師に、競技性と興行性のバランスを上手に保っているのがUFCのいい所。

今後も世界の格闘技界を牽引していただきたいですね。

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